周りに誰もいないことを確認して
Kの車に乗り込んで、

「奥さん大丈夫?かなり酔ってたね」
「子供が起きない限り起きないよ」
「でも出来るだけ早く戻らなくちゃね」

人気のない場所に車を停めると、
どちらからともなく
濃厚なキスが始まって、
限られた時間の中で
少しでも長く繋がっていたくて、
ぜ●ぎもほどほどに、
はだけた浴衣を脱がされる時間も
惜しいくらい。

俺だけのものにしたい、
BarでのKには聞かれたくなかった話が
Kにそう言わせたのか、
少し乱暴に求められて、

そんなKが愛しくて、
さっきまでの距離を埋めるように、
恥ずかしさも忘れて、
私も夢中でKに応えました・・

相手がKだとあっという間に
何度でも逝っちゃうから
身体は充分満たされたはずなのに、
車の中で、
おざなりなhじゃ寂しくて、
またすぐに会う約束をして、
それぞれの部屋に戻りました。

部屋で朝食を済ませて、
チェックアウトして
Kたちとまた合流。

私たちは何事もなかったように
お互いパートナーの隣に居て、
ほんの数時間前の出来事が
まるで嘘のようで、
だけどこれが在るべき姿なんだって
冷静に考える自分もいて、
きっとKもそうなのかな・・